商業学科

Department of Commerce

日々、変化し続ける市場をさまざまな角度から探究する

商業学科では、商品を取引するシステムや慣習、形態を具体的に学修します。サービスやアイデアといった無形財を扱うことも増えた現代。マーケティングを始め、物流、貿易、金融などの学びを通して、変化し続けるビジネスの世界を多角的に学び、商業に関わるあらゆる分野で活躍できるスペシャリストをめざします。

Point

  1. 商品取引の制度や慣習、形態を具体的に学修
  2. 商品だけでなくサービスの流れについても研究
  3. 実践的な問題解決能力を備えた人材を養成

深く学ぶ
4つの履修モデル

マーケティング
履修モデル

消費者行動や商品が売れる仕組みを学ぶ

全体像から現代的課題まで広く学び、マーケティング的視点を養います。

狙える未来のキーワード

広告・宣伝/ブランド戦略/商品企画/販売促進企画等

グローバル
・ビジネス
履修モデル

現代の世界経済と流通、貿易を学ぶ

現代ビジネスについて理解し、グローバルに活躍できる人材をめざします。

狙える未来のキーワード

貿易/物流/流通/グローバル企業/インターネット取引等

ビジネス
・エコノミクス
履修モデル

資金と商品・サービスの取引を学ぶ

経済学の体系的な知識を修得し、ビジネスや現代経済の問題を学修します。

狙える未来のキーワード

エコノミスト/市場分析/商社/証券アナリスト/リスクマネジメント等

金融ビジネス
履修モデル

金融取引や関連する制度を体系的に学ぶ

金融、証券、保険、国際金融など現代の金融ビジネスを多面的に理解します。

狙える未来のキーワード

株式投資/保険/銀行・金融機関/ファイナンシャルプランナー等

Seminar

[金 雲鎬ゼミナール]

マーケティングの授業で学んだ理論を仲間とともに実践する

ゼミナールでは、産学連携活動に積極的に参加しています。企業の方から販売促進案の企画や新しい商品の開発など、マーケティング関連のお題をいただき、グループワークを通じて出した答えを企業の方の前でプレゼンテーションします。この活動を通じてマーケティングの授業で勉強したさまざまな理論を実践することができますが、理論を実践することによって理論に対する理解がさらに深まる効果も得ています。また1年間、グループワークを行い、企業の方の前で中間発表および最終発表を行います。これらの活動によってマーケティングに対する知識を得るだけではなく、コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力も高まります。

Seminar

[張 喬森ゼミナール]

日米の企業で実務経験があるDr. Changと、英語で国際経済を学び、国際的視野を広げよう

張ゼミナールでは、国際的な現場での経験が豊富な専任教員の指導の下で、国際経済を中心に学んでいます。 日々のゼミナールではチームに分かれ、英語文献の内容についてプレゼン資料を作成し、発表・討論を行います。国際経済とグローバルビジネスの専門知識の修得のみではなく、国際的視野を広げ、自分の考えを相手に伝える能力を養うことができます。 月に1回、共同ゼミナールもあり、グループごとに1つのテーマに取り組み、発表し、研究レベルを高めようと努めています。その成果の一部は、2022年度の日大商学部「インゼミ大会」のプレゼン部門で発表し英語リーグの最優秀賞を受賞しました。 英語の教科書で国際経済を学ぶので、英語が好きな学生、自身が身につけた英語力を活用したい学生にお勧めです。

Seminar

[芝村 良ゼミナール]

日本におけるSDGsの諸課題について統計データから考察する

SDGsなど日本が直面する身近な経済・社会の課題について学習するゼミナールです。学年別のグループ研究では、統計データの収集や統計学の手法を用いた分析をゼミナール生自らが行い、①問題を発生させる主な原因を特定したり、②仮に現在の状況が変わらない場合に、今後その問題がどれ位悪化するのかを将来推計したりします。興味がある問題について統計データから考える力や分析結果を分かりやすい資料にまとめる力が身につきます。待機児童、食品ロス、使い捨てプラスチックといったSDGsに関する研究成果を学内外の学術大会で発表し、日本学生経済ゼミナール「インター大会」やその代替大会の「インプレ大会」では最優秀賞や優秀賞を、日大商学部「インゼミ大会」では最優秀賞を2度受賞しています。

広く学ぶ 授業紹介

  • 消費者行動論A・B

    私たちはどのようなときに買い物をするのか?消費場面での心の働きを学ぶ

    井上 裕珠 専任講師

    みなさんは最近どのような買い物をしましたか?私たちが何かを購入するときには、購入に至るまでの過程も購入理由も、人によってまた状況によってさまざまです。消費者行動論A・Bという半期ずつ開講される授業では、モノやサービスの購入を検討し、購入し、実際に使用し、購入後に評価するという一連の購買プロセスの背後にある消費者の心の働きを説明していきます。授業では、みなさんが理解しやすいような具体的な事例を用いたり、みなさんの実際の買い物場面を思い出してもらったりしながら、消費者行動のさまざまな用語や理論を紹介していきます。

  • 金融論A

    私たちの生活に欠かせない金融について学ぶ

    相澤 朋子 准教授

    私たちが何かを買ったり、あるいは働いたり、普通に生活をしていると、その背後でお金の流れが発生しています。お金の流れを自分の意志で管理するためには、お金の役割や金融制度、金融政策を理解する必要があります。例えば、マイナス金利政策を解除したことによる影響を理解できると、金融機関は、普通預金金利や短期プライムレートを引き上げるだろうと予測できます。金融に関連する正確な知識を蓄積すると、自分にとって最適な行動、例えば、どの金融機関からどのようなタイプの住宅ローンを借りるのか、どの金融機関のどの金融商品を選択するのかを決めることができるようになるので、幸せな生活を長く送りやすくなります。

Student Voice

消費者の心を掴む「見せ方」を研究しています

商業学科 3年 新井 柚妃 さん
商業学科 3年 新井 柚妃 さん

高校では商業科に在籍していました。当時から商品が流通する仕組みに興味があり、商業学科へ進学。1年次に受講した「商学入門1(現:マーケティング入門1)」で、消費者の購買心理をより専門的に学びたいと思うようになり、マーケティングコース(現:履修モデル)を選択しました。2年次はゼミナールで「湯気がある方が食べ物は美味しそうに見えるのか」というテーマに基づき、同級生と研究を行いました。実際に自分たちで仮説を立て実験を行う中で、思うような結果が出ないなど苦労もありましたが、研究発表大会で賞をいただいたときは嬉しかったです。

広く深くPOINT

1

自分の興味に合わせて幅広く履修

2

消費者心理に関する学問を集中的に選択

3

消費者心理から発展して広告や金融へと学びを広げる

1年次前期の時間割

MON TUE WED THU FRI SAT
1 韓国語/
朝鮮語3
2 自主創造の
基礎
3 韓国語/
朝鮮語3
哲学A 論理学A
4 英語3 英語1
5 コンピューター
リテラシーA

3年次前期の時間割

MON TUE WED THU FRI SAT
1 リスク
マネジメントA
2 情報倫理 経営
心理学A
3 ゼミナール
3
4 マクロ
経済学A
経営
組織論A
総合研究
(韓国語リーディング)
5 サブゼミ 広告
コミュニケーションA

[フルオンデマンド授業]
※2022年度の場合です。
・商学入門1(現:マーケティング入門1)
・経営学入門1 
・経済学入門1 
・会計学入門1