日大商学部教員のONとOFF 新任教員紹介2026 日大商学部教員のONとOFF 新任教員紹介2026

日大商学部教員
ONOFF

新任教員紹介2026

2026年度のスタートから早くも1カ月。今年度は新たに6名の先生方が日本大学商学部へ着任しています。
担当授業にまつわることはもちろん、最近の「推し」など、プライベートなお話にいたるまで、ON・OFF問わずご紹介します!

CONTENTS

INTERVIEW 01
経済地理学
朴 美善(ボク ビゼン)准教授
実践的な教育に感銘を受け、
商学部へ
商学部の掲げる「実践的なビジネスを志向した総合知教育」という方針に深く共感しており、自身の研究やゼミ活動を通じて追求してきた学びの方向性と一致している点に、大きな魅力を感じております。
どんな授業を担当するのですか?
私が担当する専門科目は「経済地理学」です。本授業では、経済活動を「空間・地域・場所」という視点から捉え、「なぜ企業や産業はその場所に立地するのか」を考える力を養います。前期の「経済地理学A」では、産業集積や商業立地の具体的事例をもとに、立地のメカニズムを直感的に理解し、理論の基礎を身につけます。後期の「経済地理学B」では、統計データを用いて地域経済を分析する手法を学び、日本の産業構造や都市の変化を実証的に捉えます。人口減少や地域格差といった現代的課題を、データに基づいて考察することで、理論と実証を往復しながら現実の経済を読み解く力を養います。実社会の課題に応用可能な分析力を身につけることを目指した授業です。
担当授業は、どのような学生におすすめですか?
本授業は、身近な経済現象を「なぜ」と問い、論理的かつデータに基づいて理解したい学生におすすめです。「なぜ特定の地域に企業が集まるのか」「なぜ都市ごとに産業構造が異なるのか」といった疑問を、理論とデータの両面から探究します。特に、公務員志望や地域振興に関心のある学生にとっては、地域の産業構造や人口動態を踏まえた政策立案の基礎力を養うことができます。また、データ分析力を身につけたい学生にも適しており、就職後にも活かせる実践的なスキルを習得できます。国内外の事例を通じて、多角的に地域経済を捉える視野も広がります。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
大学時代は勉学とアルバイトを両立し、旅行ガイドや免税店勤務を経験しました。外国人との交流を通じて海外への関心が深まり、それが日本への留学を決意するきっかけとなりました。
研究や仕事の合間のリフレッシュ方法は?
友人と美味しいものを食べながら思い出話をすることです。特にルーティンとして、2、3カ月に1回程度、気の置けない仲間と集まり、近況を共有する時間を設けています。
好きな本、映画、音楽があれば、1つ教えてください!
好きな本は、イギリスのジャーナリストであるティム・マーシャルの『Prisoners of Geography: Ten Maps That Explain Everything About the World』です。理由は、地理的条件が国家の政治や経済、外交・安全保障に与える影響を具体例で分かりやすく示し、地図から世界を構造的に理解する視点を与えてくれる点に魅力を感じています。
最近の「推し」はなんでしょうか?
マーラー(麻辣)味のメニュー開発に力を入れています。自分としてはすでに大満足の仕上がりですが、家族にも受け入れてもらえるよう、日々試行錯誤を重ねています。家庭内での“実験”は続いていますが、評価はなかなか厳しめです。
もし大学教員として働いていなかったら?
料理人になっていたと思います。自分の好きなことに向き合いながら、人を喜ばせることができる仕事に魅力を感じるからです。
INTERVIEW 02
経営戦略論
黃 雅雯(コウ ガブン)准教授
人材育成のあり方が、着任の
決め手に
日大商学部に魅力を感じた理由は、「自主創造」という教育理念のもとで、多様性と包摂性を重視した人材育成を行っている点にあります。このような環境で教育・研究に携わることに大きな魅力を感じています。
どんな授業を担当するのですか?
担当する授業は「経営戦略論」です。この授業では、企業がどのように競争に勝ち、成長し続けていくのかを、理論と実際の企業事例を通じて学びます。私の専門はダイナミック・ケイパビリティ論と企業成長の理論であり、企業が環境の変化に対応しながら、自らの強みとなる資源や能力をどのように発展し更新させていくかに注目しています。
現代のビジネス環境は変化が激しく、不確実性も高いため、企業は常に自らを見直し、新しい強みを生み出すことが求められます。本授業では、そのための考え方を学びながら、実際の企業の戦略を一緒に考えていきます。
このように、授業では一方的な講義形式だけでなく、ケーススタディや企業の映像を取り入れ、学生が主体的に考え、意見を共有する機会を重視します。経営戦略を身近な問題として捉え、自分の言葉で考えられ、表現できることを目指しています。

※ダイナミック・ケイパビリティ論...常に変化するビジネス環境に合わせて、企業が自らを変革して生き残る能力のこと。

担当授業は、どのような学生におすすめですか?
授業では、環境の捉え方や戦略的な意思決定の考え方を、具体的な事例を通じて学びます。変化の激しい現代のビジネス環境の中で、企業がどのように生き残り、成長していくのか、またなぜ成長し続ける企業がある一方で、隆盛を極めながらも衰退してしまう企業が存在するのか、といった問いに関心をもつ学生におすすめです。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
日本語や日本文化が大好きで、日本のドラマやJ-POPに夢中な学生時代を過ごしていました。
研究や仕事の合間のリフレッシュ方法は?
研究や仕事の合間にはジムに通い、筋トレやランニングで汗を流すことで頭をリセットしています。
好きな本、映画、音楽があれば、1つ教えてください!
Taylor Swiftの歌が大好きです。彼女の抒情的な歌詞と生き方に惹かれ、ランニングするときにはいつも彼女の曲を聴いています。
最近の「推し」はなんでしょうか?
ダイナミック・ケイパビリティ論や企業成長理論の源流は経済学にたどり着くため、最近は以前苦手だった経済学の学びにはまっています。
もし大学教員として働いていなかったら?
航空会社や空港で働いていると思います。空港の雰囲気が大好きです。
INTERVIEW 03
税務会計論
稲葉 知恵子(イナバ チエコ)准教授
伝統と専門性が共存する環境
が、学生の思考力アップに

ながると信じて
「自主創造」の理念のもと、学生が自ら問いを立て深く思考する力を育む点に共感しました。伝統ある会計学科と、多様な分野の専門家が在籍する環境で学際的な知見に触れられる点にも魅力を感じています。
どんな授業を担当するのですか?
税務会計論を担当します。この授業では、企業会計上の利益を起点に課税所得を算定する過程で影響を及ぼす法人税法の主要規定を概観し、税務会計の基礎理論と課税所得計算の体系を理解します。会計と税務は密接に結びついており、日本企業の99%以上を占める中小企業においては税務会計の知識が不可欠です。また、グローバル展開する大企業においても、BEPS(税源浸食と利益移転)への対応や税務ガバナンスの強化は重要な経営課題となっています。私の専門である税務ガバナンスや税務情報開示、BEPS2.0に関する研究成果を授業に取り入れ、制度の理解にとどまらず、税務をめぐる課題について多角的に考察します。さらに、学術論文や新聞記事を題材として最新の課題に触れながら理論と実践的な学びを結びつけて考える力を養います。講義と演習を組み合わせながら理解を深め、企業会計と税務会計の関係や課税所得計算の仕組みを整理し、基礎から段階的に理解を深めていきます。
担当授業は、どのような学生におすすめですか?
税務会計は、会計と税務のつながりを理解し、企業活動をより深く読み解くための分野です。将来、企業で働くことを考えている方や、会計の知識を実践的に活かしたいと考えている方におすすめします。また、制度の理解にとどまらず、その背景や課題について考えてみたい方にも適しています。授業では、法人税法の基本的な考え方や課税所得計算の仕組みを学ぶとともに、論文や新聞記事をもとに税務をめぐる論点について理解を深めていきます。こうした内容をより深く理解するためには、基礎的な簿記の知識を身につけていると理解が深まります。会計の知識をより発展的に捉えたい方や、企業活動と税務の関係に関心のある方に履修していただければと思います。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
大学の思い出といえばゼミです。会計のゼミでしたが、よく遊びよく学ぶ雰囲気で、スキー合宿や北海道旅行が楽しい思い出です。
研究や仕事の合間のリフレッシュ方法は?
読書や旅行でリフレッシュしています。特に漫画が好きで、海外の共同研究者とその魅力について話すこともあります。
好きな本、映画、音楽があれば、1つ教えてください!
手塚︀治虫さんの『火の鳥』が好きです。未来や宇宙、古代の日本といった多様な時代を通して、人間の本質を問いかける点に魅力を感じています。
最近の「推し」はなんでしょうか?
イタリア出張をきっかけに美術に関心を持ち、山田五郎さんのYouTubeチャンネルにはまっています。名画やその背景を学べて面白く、勉強にもなります。
もし大学教員として働いていなかったら?
就職氷河期だったこともあり、手に職をと考えて税理士を目指して勉強していました。大学教員でなければ、その道に進んでいたと思います。
INTERVIEW 04
保険論
崔 桓碩(チェ ファンソク)准教授
「学生への寄り添い」を徹底しているところが魅力
日本大学商学部は1学年の学生数が1,200名を超える大きな学部にも関わらず、3年間にわたるゼミナール教育や新入生向けのクラス担任制度などを設けることで、学生への寄り添いを徹底的に行っていることに魅力を感じました。
どんな授業を担当するのですか?
保険論、生命保険論を担当します。私の専門分野は生命保険を軸とする保険制度の研究です。学生の皆さんにおいて保険は、銀行と証券に比べてあまり馴染みがない領域かもしれません。しかし、保険は、われわれの日常生活の中で偶然的に発生する事故による経済的損失を除去・軽減する保障制度として重要な役割を担っています。そこで保険は、社会保障制度とも密接な関係性を持っています。たとえば、社会保障制度を公的保障とも言いますし、皆さんが社会人となったときに働く会社から受けられる保障制度を企業保障と言います。そして、民間の生命保険や損害保険は自助としての個人保障と言われています。また、社会保障制度を運営する主体は国ですが、生命保険と損害保険は民間の保険会社です。保険制度が持続可能で健全に行われるためには運営主体である保険会社の経営が重要であることはもちろんですが、保険制度を管理監督する金融庁の役割も重要です。私が担当する「保険論」と「生命保険論」では以上の内容についてわかりやすく、詳細に説明したいと思います。
担当授業は、どのような学生におすすめですか?
近年、自然災害の増加や新型コロナウイルスのようなパンデミックの発生などわれわれを取り巻くリスクは多様化しています。その中で、企業のみならず個人においても保険制度を通じたリスクマネジメントの重要性がますます高くなっています。そこで、われわれの日常生活に密接に関係している保険の基本的な役割と仕組みを理解し、実際に保険を利用した生活設計を立ててみることで、保険リテラシーの向上を目指したい学生におすすめしたいと思います。さらには、授業での学習を深めて、保険会社への就職を目指している学生にも役に立てると思います。ぜひ、奮って受講してください。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
大学生時代には何でもチャレンジしてみたいと思い、一人で2週間日本の全国一周をしたり、富士山に登ったりするなど楽しく過ごしていました。
研究や仕事の合間のリフレッシュ方法は?
現在、中2(男)、小4(男)、小2(女)の3人の子どもがいますので、特にリフレッシュ方法はありませんが、あえて言うと子どもと遊ぶのがリフレッシュになります。
好きな本、映画、音楽があれば、1つ教えてください!
好きな音楽は尾崎豊の「I LOVE YOU」です。この曲は韓国でリメイクされて初めて知りましたが、歌詞とメロディーがとてもよく、私の18番曲でもあります。
最近の「推し」はなんでしょうか?
趣味でもありますが、「スキー」です。比較的に遅く7年前から乗り始めましたが、毎年少しずつ伸びていくのがとても楽しいです。皆さんにもぜひおすすめしたいです。
もし大学教員として働いていなかったら?
あまり面白い話ではありませんが、研究することに楽しみを感じていますので、大学教員になれなかったら、シンクタンクの研究員になったかもしれません。
INTERVIEW 05
マーケティング論
瀨良 兼司(セラ ケンジ)専任講師
「自主創造」のスタンスが、自身の信念と一致
日本大学の「自主創造」という教育理念が、私自身が大学教員として大切にしてきたことと高い親和性があったからです。特に日大商学部は、商学を「学問」として扱いながら、実践を通して学びを深める「実学」重視の環境であり、魅力を感じました。
どんな授業を担当するのですか?
マーケティング論を担当します。大学という高等教育機関で提供される授業というサービスも、マーケティングの対象となります。マーケティングでは、価値共創という考え方が大切にされており、私の担当科目では「学生と共に創る授業」を展開しています。学びの主役は学生ですので、教員は水先案内人よろしく伴走者として、専門分野に関わる理論的な視点や視座を提案する役割があると考えています。一方で、マーケティングに関わる、絶えず変化する日常の中で生まれている様々な新しい現象については、むしろ学生の皆さんの方が、新たな流行を体現している側面があります。
電子教科書システムを活用することで、予習復習といった時間外学修の中で、学生には積極的に事前参加をしてもらいながら、授業後の振り返り(リフレクション)と大切にしています。教員と学習者だけではなく、学習者間の学びが深まる授業デザインを心がけており、私自身にとっても、様々な気づきが得られています。
担当授業は、どのような学生におすすめですか?
日々、生活者として過ごす中で接している商品やサービスについて、消費者や顧客の立場だけではなく、マーケター(マーケティング担当者)の立場から考えるきっかけになればと考えています。何らかの企画を提案する際に、「ほんとに?」というような懐疑を向けられるのではなく、「たしかに!」という共感に基づいた評価をしてもらえるようになるためには、生活者に寄り添ったマーケティング思考に基づいた企画立案がとても大切になります。
ただ何となく大学生活を過ごすというよりも、自分が専門的に学んでいることを、自信を持って話ができるようになりたい! という人にはおすすめです。教員は学生にとっての、自転車の補助輪や水泳のビート板のような存在で、卒業後に自律的なキャリアを歩めるよう、考える習慣づけのアシストをしたいと考えています。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
マーケティングを学ぶ中で、授業もサービスと捉え、学生の立場からFD(Faculty Development)に関わる活動に手を挙げて参加しました。この経験が、今のキャリアにも繋がっています。
研究や仕事の合間のリフレッシュ方法は?
雑談です。何気ない対話から、新たな気づきが得られ、自身の考えが整理されることが多々あります。また、インフィニティチェアに座って、心を整える時間も大切にしています。
好きな本、映画、音楽があれば、1つ教えてください!
「響け! ユーフォニアム」という作品です。高校の吹奏楽部が舞台ですが、作中に描かれている様々な事柄は、大学でのゼミナール活動にも通じると考えています。
最近の「推し」はなんでしょうか?
さくらももこさんの『コジコジ』です。私の座右の銘が「ケセラセラ」なのですが、まさにそれを体現している存在です。アニメの放映は四半世紀以上も前ですが、当時から楽しみに観ていた記憶があります。
もし大学教員として働いていなかったら?
自宅警備員です! 気分転換に草むしり検定を受けつつ、日々、パソコンと向き合っていたと思います。理由は、起きて、食べて、寝るというシンプルな働き方に憧れを抱いているからです。もちろん、働き方が多様化する中で、在宅ワークによって、一部ではその夢を実現することができました……というのは冗談です。
INTERVIEW 06
社会保証論
小高 由起子(オダカ ユキコ)助教
研究・教育双方からの刺激を求めて
日本大学には多くの学生が在籍していることや、経済学・経営学を中心に多様な学問分野の先生方がいらっしゃることで、研究・教育のどちらの面においても刺激を受けられると感じました。
どんな授業を担当するのですか?
社会保障論を担当します。私たちが生きる現代の資本主義社会では、当たり前に思われるかもしれませんが、多くの人が「働く」ことによりお金を稼いで生活をしています。そのため、病気、介護、子育て、失業などにより「働けない」ことは、生活するために十分に働くことが困難になったり、貧困に陥ったりするリスクに繋がります。社会保障は、これらのリスクに対して、社会的公正や基本的人権の観点から国家が行うべき最も重要な社会装置の1つです。
社会保障の具体的な制度・政策は、年金、医療保険、介護保険、生活保護などさまざまですが、実は私たちのとても身近にあるものです。
社会保障論では、これらの具体的な制度・政策のしくみの基礎を学ぶとともに、現実の制度の利用者・運用者が直面する課題についての理解を深めてもらいたいと考えています。
担当授業は、どのような学生におすすめですか?
先にも触れたように、社会保障は私たちの身近にある制度・政策です。また、社会保障は「働く」こととも強く関連しています。学生のみなさんのうち、これから多くの人が働き、最終的にはすべての人が高齢者になります。社会保障はすべての人にとって「自分事」の課題です。自分を含めた、多様な人々の働き方や生活、その中での困難やリスクについて関心のある人にぜひ受講してもらえればと思っています。
どんな学生時代を過ごしていましたか?
学部生時代は、居酒屋や塾講師などのアルバイトに熱中したり、友人と国内・海外ともにたくさん旅行したり、ドイツに1年留学したりしました。多様な価値観や背景を持つ人たちと出会えてきたことは、今の自分を形成する重要な経験だったと思っています。
研究や仕事の合間のリフレッシュ方法は?
コーヒーが好きでほとんど毎日飲みます。集中して作業するために飲むことが多いですが、気分転換におしゃれなカフェに行くのも大好きです。
好きな本、映画、音楽があれば、1つ教えてください!
映画やドラマは幅広く見ます。最近は池井戸潤原作のドラマ『陸王』を見て、老舗中小企業の挑戦がリアルに描かれていて感動しました。音楽も色々聴きますが、一昨年にはブルーノ・マーズのライブに行きました! 大好きなのでまた行きたいです。
最近の「推し」はなんでしょうか?
たまにピラティスに通っていて、楽しくリフレッシュできるので細々1年ほど続けています。からだを動かすと心身スッキリするのでおすすめです。
もし大学教員として働いていなかったら?
就労支援や生活支援など福祉の現場の仕事は、大変だと思いますが、制度・政策を実践する立場としてやりがいをもって取り組めるのではないかと思っています。

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