商学部を選んだ理由
会計学科4年 T.O.さん
高校生の頃から「大学在学中に公認会計士試験に一発合格したい」と思っていました。そのため、専門的な知識を学修できる点や資格取得のサポートが手厚いことに惹かれ、日本大学商学部を選びました。
新しい生活がはじまる、春。
気持ちも新たに、
これまで以上に充実した毎日を送りたいと考える
学生のみなさんも多いかもしれません。
大学での4年間は、学びはもちろんのこと
興味のあることに打ち込んだり、
将来の目標に向かって行動したりするなど、
自分の成長に向けて時間を費やすことのできる貴重な期間です。
限りある時間をどんな風に使えば有意義に過ごせるのか、
商学部で大きく成長を遂げたセンパイたちの
ビフォーアフターの体験からヒントを探ってみましょう。
高校生の頃から「大学在学中に公認会計士試験に一発合格したい」と思っていました。そのため、専門的な知識を学修できる点や資格取得のサポートが手厚いことに惹かれ、日本大学商学部を選びました。
高校までは野球中心の生活で、レギュラーメンバーに選ばれることを目標に頑張っていましたが、残念ながらそれは叶わず挫折を経験。気持ちを切り替えたいと考え、商業高校で簿記を学んでいたことをきっかけに、大学では難関試験である公認会計士試験の合格を目指すようになりました。高校時代は充分に学習できていなかったため不安もありましたが、自分が掲げた目標を成し遂げようという決意を新たに大学生活をスタートさせました。
入学直後から、試験に向けた学習を開始。1日8~9時間を資格試験のための勉強に費やしていました。つらく感じるときもありましたが、そんなときは野球での悔しい経験を思い出し、やればできると奮起。3年次に公認会計士試験にストレート合格した際は喜びもひとしおでしたが、目標達成で自分に自信がついたことが一番の成果だと思います。
★公認会計士試験…公認会計士になるための国家試験。
難関試験として知られており、会計や監査に関する高度な知識と応用力が求められます。
試験は大きく分けて短答式試験と論文式試験の2つの段階に分かれています。
高校まで野球に打ち込んでいたため、継続力と忍耐力には自信がありました。大学では、その強みを勉強に生かし、何度も同じことを繰り返し、習得できるまで粘り強く取り組むという自分なりの学習法を身につけました。また、午前中の方が集中できることに気づき、朝早く起きて、重要な課題を終わらせるようにしたことで、規則正しい生活が送れるようになりました。負けず嫌いの性格もあり、どんなにつらくても試験合格まで諦めずやり遂げようと継続したことが、大学で学ぶ上での基礎的な学習習慣の習得にも結び付きました。
公認会計士試験合格までの過程は決して楽ではなく、時には模試の点数が伸びずに悔しい思いをすることもありました。その悔しさを引きずることもありましたが、ゼミで公認会計士試験合格という同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できたことが、大きな励みになりました。言葉を交わし、互いに励まし合うことで、また頑張ろうと前向きな気持ちを持つことができるようになりました。また、高校時代は苦手なことを後回しにしてしまい、結果的にやらなかったこともありましたが、大学では苦手なことにも積極的に取り組もうと考えるようになり、精神的にも大きく成長できたと実感しています。
公認会計士試験だけでなく、商学部が開講している資格取得講座を受講して、1年次に日商簿記検定2級の試験にも合格しました。普段の授業と資格試験の勉強を通じて会計や簿記の知識が身についただけでなく、「やればできる」という自信が育まれ、新たなことに挑戦したいという意欲が一層高まりました。現在は、昔から克服したいと思っていた英語の勉強に取り組んでおり、4年次にはその英語力を活かして海外旅行に行きたいと考えています。社会人になっても、さまざまなことにチャレンジする気持ちを大切にし、成長していきたいと思っています。
通学の電車移動や授業の間の空きコマを有効活用して、苦手な用語をまとめた単語帳を見て公認会計士試験に向けた勉強をしていました。また、商学部の図書館は21時まで開いているのでよく利用しています。
私たちが暮らす社会の仕組みについて知りたいと思い、商学部を志望しました。経営学や商学などをしっかり学べるだけでなく、校舎やキャンパスがキレイだったことも、日本大学に決めた理由のひとつです。
高校時代は文化祭実行委員に所属し、友人も多くいましたが、心配性でやや消極的になってしまう一面があり、将来のビジョンや目標を見出せずにいました。そのため、大学では興味を持った物事には何でも挑戦して、苦手なことを克服するとともに、自分が得意なことや好きなことを見つけたいと思っていました。
大学生活では、砧祭(学部祭)の実行委員会に3年間所属し、積極的に運営に携わりました。また、アルバイトでは塾講師を続けるなど、学業だけでなくさまざまなことにチャレンジ。その中で会話を通じて業務を進めるのが得意だと気づき、就職活動ではスキルや経験をアピールして、志望していた企業に内定が決まりました。
入学後すぐに砧祭実行委員会の仕事に挑戦したのですが、コロナ禍でオンライン開催となり、思うように仕事ができませんでした。2年次で初めて対面での開催となり、営業局を担当。主に協賛企業とのやりとりを行いました。そして、3年次に推薦で全体のスケジュール管理や調整を行う渉内副委員長に就任。自分の発言や行動に注意を払うようになり、責任感が芽生えました。失敗した時は「次はどうすればミスを防げるか」と思考を切り替え、前向きな姿勢で臨めるようにもなりました。砧祭実行委員会での経験は、自分を大きく成長させてくれたと思います。
砧祭実行委員会では、渉内副委員長として商学部事務局と実行委員会をつなぐパイプ役も担いました。入学前は人と話すことが苦手でしたが、砧祭成功のために多くの人たちと協働。相手の立場に立って物事を考えることや、後輩にわかりやすく説明するうちに他者とのコミュニケーションについての苦手意識を克服でき、臨機応変に対応できる力も身につけられたと感じています。また、アルバイトで小中学生に勉強を教えるなかで、生徒がリラックスして学習できるように、言葉を選んだり、理解度に応じて説明の仕方を変えることを意識。コミュニケーションを円滑に進める力もアップしたと思います。
アルバイトは塾講師以外に接客業もこなし、休日には友人と旅行をするなどスケジュールはいつも立て込んでいましたが、学業をおろそかにしてはいけないという思いがあったので、日々のスケジュールやタスク管理を大切にしました。具体的には、スケジュール帳やToDoリストを活用。やるべきことや予定を整理することで物事の優先順位が明確になり、提出漏れなどのミスも防げるようになりました。ポイントは、課題の提出期限から逆算して、その日やるべきことを具体的に明記することです。タスク管理することで、隙間時間も有効活用できるようになりました。
ピーク時は、授業・砧祭実行委員会・アルバイトの3つを細かく調整しながら毎日を乗り切っていました。そのため、ToDoリストは前日の夜に書き出し、頭の整理をすることで、翌日の時間を有効に使えるよう心がけました。