商学部ゼミファイル
SEMINAR FILE 2024 vol.2

2025年度「商学部ゼミファイルVol.1」では、会計学科のゼミでの学びや、先輩方のリアルな様子をお届けします。これからゼミ選択を控えた1年生の皆さん、ぜひ参考にしてみてください。
関谷ゼミナール
会計学科ゼミテーマ
地方公営企業の原価計算・管理会計研究、インタンジブルズ・マネジメント
学生数
2年生10名/3年生3名
「学び」を超えて
「社会」とつながる
2025年度は主に2つのテーマで研究を進めています。1つめは「統合報告と非財務情報のマネジメント」。知的財産、企業の評判、サステナビリティといった「目には見えにくいものの重要なインタンジブルズ(無形資産)」に注目し、実務に生かせるマネジメントのあり方を探究します。2つめは「地域連携×商学実践」をテーマとしたプロジェクト。商学部での学びを活用し「何をどのように売るか」「どう伝えるか」を自ら考えながら実践。地域貢献とビジネス体験を融合させた“リアルな経営体験”を通じて、理論と実践をつなぐ力を養います。
関谷ゼミを知る #3つのキーワード
#01理論と実践の“両立”を
重視した学び
商学・経営学・会計学の専門知識を学ぶだけでなく、その知識をビジネスの現場や社会課題にどう生かすのかを考えています。2025年度は3名の学生が「企業の価値を高める非財務情報とは何か?」という問いに取り組んでいて、その研究成果を「アカウンティングコンペティション(通称:アカコン)」で発表する予定です。アカコンは、全国の大学の会計系ゼミが集まり、チームで研究発表を行う全国大会。2024年度も26大学・36ゼミナール・84チームが参加し、活発な議論と刺激的な交流が行われています。
#02地域連携による
“リアルな経営体験”
群馬県川場村と連携し、その地域の特産品を本学部の学園祭「砧祭」で販売するプロジェクトにチャレンジ中。商品を仕入れて売るだけではなく、商品の選定から販売方法、どのように魅力を伝えるかといった点について、マーケティングや経営戦略、会計といった学びを生かしながら進めています。これはいわば、単なる販売体験にとどまらない、地域貢献とビジネス実践を融合させたリアルな経営体験。“地域とつながるビジネスのリアル”を肌で感じることは、きっと将来を創る礎になるはずです。
#03“マチブラ”で
学外に飛び出す!
フィールドワークの一環として、「マチブラ」を実施しています。マチブラは「街をブラブラする」を略した言葉ですが、関谷ゼミにとっては、一種の「社会科見学」のような位置づけ。座学だけでは得られない、ビジネスや生産管理の現場ならではの気づきや学びを得られる機会として、積極的な参加を促しています。ゼミ生は訪問する施設や会社について事前学習したうえで、現地を訪問。その際の企業とのアポイントなども、全てゼミ生が主体となって行っています。見学後はそれぞれの感想をレポートにまとめ、ゼミ内で発表・共有しています。
ゼミ生の矢内さん、櫻井さん、そして関谷先生が、最近のゼミ活動について話しているようです。
どんな話題で盛り上がっているのでしょうか?
ちょっと会話を覗いてみましょう。
関谷先生(3)
先輩、この前のマチブラ
楽しそうでしたね〜!
私、まだ参加したことがなくて。
2年 櫻井碧
楽しかったよ!
これ、このあいだ行った
工場の写真。
3年 矢内徹生
やっぱり外に出て
学ぶのっていいよ。
企業の方と直接話せて、ものづくりの現場でどんなことをやっているのか、具体的に体験できるしね。次は一緒に行こう!
3年 矢内徹生
ぜひぜひ~マチブラが
ゼミ選びの決め手だったので。
マチブラに取り組んでるときって、先輩はどんなことを
心がけてますか?
2年 櫻井碧
積極性を持つこと、かなあ。
企業へのアポどりから僕たち学生が主体になって進めるからね。見学で生まれた、コスト管理とかの疑問は持ち帰って、自主的に調べることもあるし。
3年 矢内徹生
たしかに、社会人にならないと経験できないような、細かいところまでチャレンジできる企画ですよね。
2年 櫻井碧
そうそう。とはいえ、進め方がわからなくなったら先生に聞くこともあるよ。
丁寧に教えてくれるから
安心感あるね~
3年 矢内徹生
心強いです!
先輩の熱烈な勧誘に応じて
来てよかった(笑)
2年 櫻井碧
(笑)
ゼミの雰囲気には慣れた?
3年 矢内徹生
はい、今年の夏合宿が
待ち遠しいくらいです!
2年 櫻井碧
こちらこそだよ~よろしくね!
3年 矢内徹生
関谷ゼミでは、2年生と3年生が一緒になって学んでいます。
ゼミ内発表やマチブラなどのフィールドワークの計画も、学年の垣根を超えて協力して進めるので、学びながら学生同士のつながりも深まっていくのがいいですね。3年生がうまくリードしてくれるので、2年生は安心して参加できていると思います。すっと馴染みやすいのが、このゼミのよいところです。
関谷先生
ゼミ生が選んだ!“推し授業”
“マチブラ”で、学びの楽しさを知ろう
“マチブラ”は、学生が関心のある施設を自ら選び、休日を利用して訪問するフィールドワークです。これまでには、明治なるほどファクトリー坂戸(埼玉県)やオギノパン(神奈川県)、めんたいパーク(群馬県)などを見学。また2024年度の夏合宿では、1泊2日で複数の施設を巡りました。
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学ぶことの楽しさを体感できる!
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実際に現地に行くから、理解が深まる!
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このゼミでしかできない体験がある!
NEXT次号予告
9月号は「総合学習」の「西山ゼミ」を紹介します。
総合学習
西山ゼミナール