会計学科

Department of Accounting

企業経営に関わる数字を活用し、発展への道筋を描く

会計学科では、企業活動を数値化する技法である「簿記」、企業外部に報告するための理論である「財務会計」、企業内部で経営者の意思決定を支える「管理会計」を中心に、あらゆる会計領域を学びます。将来の目標に応じて段階的・選択的に学修でき、会計学を幅広く、深く学びます。公認会計士試験や税理士試験等の国家試験サポートも充実しています。

Point

  1. 会計学を幅広く、深く、体系的に学ぶ
  2. 会計情報を用いたコミュニケーション能力を身につける
  3. 企業活動を見える化する会計のプロを養成

深く学ぶ
2つの履修モデル

アカウンティング
履修モデル

会計学を幅広く学び、企業を取り巻く問題を分析する

会計を幅広く学び、論理的思考力、問題発見力・解決力を養います。会計の専門家として経理部門での活躍をめざします。

狙える未来のキーワード

企業財務/企業会計/経理/財務戦略

アカウンティング・
プロフェッション履修モデル

会計の専門職をめざし、
試験を見据えた高度な会計知識を学ぶ

公認会計士や税理士、日本商工会議所の簿記検定試験1級等の合格をめざし、会計の高度な専門知識を身につけます。

狙える未来のキーワード

公認会計士/税理士/簿記/ファイナンシャルプランナー

Seminar

[青木 隆ゼミナール]

いまの社会の中で生きる会計―企業の成績表としての役割とは

ゼミナールでは毎回、財務会計の基本的なテキストを輪読するとともに、ディスカッションを行います。最後に、直近1週間で各自が気になる経済記事の内容を報告してもらいます。ゼミナール1・2では、財務会計の基本的な内容を修得していきます。ゼミナール3・4では、ゼミナール1・2の内容を踏まえて、応用的・発展的な内容を修得していきます。その際、次年度の卒業論文のテーマ選定に資するように、財務会計におけるさまざまな課題を意識することが重要になります。卒業論文では、各自が選定したテーマに沿って、月に一度のペースで中間報告を行ってもらいます。それを積み重ねて、最終的な目的として卒業論文を完成させます。

Seminar

[藤井 誠ゼミナール]

企業活動と密接に関わる「税務」をより専門的に学ぶ

税務会計は、租税法(法律学)と会計学がミックスした分野で、これに財政学(経済学)の要素が加わります。法人税という企業の所得に課させる税の算定という計算構造や、それをルール化している法律の成り立ちを研究します。今日の企業活動はグローバル化が進んでおり、これに呼応して税務の世界も国際化し、会計基準や税制の統一化が進んでいます。このように、この分野はとても変化が激しく、常に最先端の研究テーマを追いかける必要があります。近年では、株式会社等の営利組織だけでなく、公益認定を受けた社団法人や財団法人のほか、社会福祉法人、学校法人、NPO等の非営利組織の活躍がめざましく、このような組織の会計・税務も研究対象に含めています。

Seminar

[濱本 明ゼミナール]

財務会計論-財務会計の基礎知識を学び、制度会計の仕組みと諸問題を検討

財務会計についての基礎知識を学ぶとともに、制度会計(金融商品取引法会計、会社法会計)の仕組みと諸問題を具体的に検討します。授業の進め方は、定評ある基本書(財務会計論、財務分析、国際会計基準)の輪読、プレゼンテーション、ディスカッション等により日本基準、国際会計基準の内容を習得し、財務諸表の分析による企業研究を行います。また、授業のほか、資格試験、検定試験の取得も応援しており、卒業論文作成までには、少なくとも日商簿記検定3級、ビジネス会計検定2級を取得することを勧めています。

広く学ぶ 授業紹介

  • 財務会計論1

    人々の生活を守るため、会計が果たしている役割を学びます

    小野 正芳 教授

    「会計情報(利益等)がなくなると、私たちの生活に必要なほとんどすべてのモノ・サービスを企業から買えなくなる。」あり得ないことと思うでしょうが、実際に起こります。企業は株主からお金、従業員から労働力などを調達して活動しているので、株主・従業員などに活動成果を会計情報(利益等)として報告して、自らを信用してもらう必要があります。うまくいってる企業に投資したり、働きたいですから。このように、会計情報がなくなると、お金や労働力を調達できず企業が止まってしまいます。つまり、会計が企業の活動を維持させ、私たちの生活を守っているのです。財務会計論1では、社会で重要な役割を担っている会計の方法を学びます。

  • 管理会計論A

    企業の経営管理活動に役立つ情報を経営管理者に提供するための会計情報

    劉 慕和 教授

    管理会計は「将来」について考える学問です。新しい工場を建設したら、いくら利益が増えるのか?企業のさらなる成長をめざすなら、経営管理者は現在、何をしなければならないのか?このような質問に答えるのが管理会計です。難しい専門分野と思われがちですが、自分自身のことを一つの企業として考えてみてください。自分自身の能力や価値を高めるために、今は何を学ばなければならないのか?幸せな日々を送るために、今の自分はどのように意思決定をしなければならないのか?このような疑問は管理会計からヒントを得ることができます。日本大学商学部では、管理会計論は基礎理論編のAと実務応用編のBから構成されています。

Student Voice

会計知識ゼロだった私が会計専門職を志したわけ

会計学科 3年 國吉 隆之 さん
会計学科 3年 國吉 隆之 さん

元々は他の学部への進学も考えていて、進学先についていろいろと迷っていたときに、税理士の父親から「将来に活かせる」と日本大学商学部を強く勧められました。入学当初は会計の知識も少なく周りとの差に焦りもありました。しかし基礎を学ぶうちに会計学の奥深さに触れ、興味を持つようになりました。また、仲間や先輩の存在も励みになっています。現在所属しているゼミナールでは同じ目標を持つ学生が多く、会計専門職として働く卒業生とも交流できるので、会計専門職をめざす私にとっては非常に心強いです。

広く深くPOINT

1

会計学の基礎をしっかりと学び、定着させる

2

会計学の面白さにきづき、発展的な内容も学ぶように

3

将来の資格取得を見据えて履修科目を選定

1年次前期の時間割

MON TUE WED THU FRI SAT
1 スポーツA プロジェクト研究
「会計専門職への道」
中国語1
2 中国語3 自主創造の
基礎
3 英語3 英語1
4 簿記論1 論理学A
5 簿記論1

[フルオンデマンド授業]
※2022年度の場合です。
・商学入門1(現:マーケティング入門1)
・経営学入門1 
・会計学入門1 
・経済学入門1 
・地球科学B

3年次前期の時間割

MON TUE WED THU FRI SAT
1
2 情報ネット
ワーク論
会計
学説史A
3 国際
会計論B
税務
会計論B
ゼミナール3
4 会計
監査論1
財務諸表
分析論1
ゼミナール3
5 会計
監査論1

[フルオンデマンド授業]
※2024年度の場合です。
・戦略マーケティングA 
・総合研究(社会調査の基礎)