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学部長メッセージ
Message
いま、求められる
「問う力」
近年、社会は加速度的に変化し続けています。それはビジネスの分野においても例外ではなく、今あるスキルや知恵が、今後10年間で陳腐化してしまうことさえあります。このようなVUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)の時代において、日本大学商学部長・長谷川勉教授は「問う力」が重要であるといいます。その真意について、長谷川勉教授にお話を伺いました。
[学部長メッセージ]
「なぜ」と問う好奇心と
つながりを形成する力が
社会を生き抜く糧になる。
- 身近な疑問を「問う」ことがビジネスを考える力に
- 不安定かつ不確実で、先の見えない現代社会。次から次へと生じるさまざまな経済・社会課題について、企業・個人という課題に近い立場からアプローチすることは、非常に効果的です。商学はそうした企業と個人の行動を対象としており、みなさんの身近な経験と結びつけて深めることができる学問です。まさに現代の社会情勢に適した学びであるといえるでしょう。その中で身につけてもらいたいのは「問う力」。世の中の困りごとを見つけ、「なぜ?」と考えることから新たなビジネスのアイデアが生まれます。これは能力ではなく、誰しもに平等に与えられたマインドです。今はまっさらでも、ほんの少し「なぜ?」と問う好奇心があれば道は拓けます。変化の激しい時代だからこそ、商学の学びを通して「問う力」を培ってほしいと考えています。
- つながりを通して社会を学ぶ、かけがえのない経験を
- 日本大学商学部は、伝統的に少人数教育に力をいれてきました。授業やゼミナールなどを通して、学生同士、学生と教員、さらには地域や企業など学内外で双方向に関わり合う機会を大切にしています。大学時代に経験した「つながりを形成する力」は、ビジネスの世界においても非常に役立つものです。人と人を上手くつなげることで、個の能力以上の力を発揮できるようになります。幅広い教養とビジネスの専門知識をもとに、社会に問いを投げかけ、変化の中から課題を見つけ解決に取り組むビジネスパーソンになってほしいと期待しています。将来、何か一つやりたいことが見つかったときに必ず役に立つ、そんな学びが商学部にはあります。
- 日本大学商学部長長谷川 勉 教授
- 平成6年3月日本大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。平成24年日本大学商学部教授。専門は金融機関論。神奈川県出身、58歳。