広告学会学生論文賞にて、井上裕珠ゼミナールが金賞を受賞しました
2026年1月28日
井上裕珠ゼミナールの宮優作さん、岡田佳穂さん、齋藤拓心さんのグループが「金賞」を受賞しました。
日本広告学会 学生広告論文賞は、広告研究および実務を志す大学生の育成・奨励を目的として、毎年開催されています。
今回は、14大学・16ゼミ・計49のグループから論文が投稿され、多くの力作が集まる激戦となりました。その中で、井上
裕珠ゼミナールの3名による以下のグループ研究が高く評価され、頂点である金賞に選出されました。
■ 受賞論文
『「キモかわいい」キャラクターはなぜ「かわいい」と知覚されるのか?-無害性知覚を介した社会的関わり合いの影響-』
■ 論文の概要
大阪・関西万博の「ミャクミャク」に代表されるような、一見グロテスクだが愛される「キモかわいい」キャラクターの受容
メカニズムを心理学的に解明した研究です。従来の研究では、キャラクターそのものの外見的特徴に焦点が当てられてきまし
たが、本研究ではキャラクター同士の「社会的関わり合い」に着目しました。
実証実験の結果、たとえ不気味な見た目のキャラクターであっても、仲良く関わり合う様子(社会的関わり合い)が提示され
ることで、見る人に「この対象は危険ではない」という「無害性」知覚が生じることが明らかになりました。そして、この「
無害性」知覚が媒介となることで、本来感じるはずの嫌悪感が抑制され、結果として「かわいい」という評価が促進されるプ
ロセスを実証しました。
この知見は、奇抜なキャラクターを広告に起用する際、単に露出を増やすだけでなく、周囲との関係性を描くことで消費者に
受け入れられやすくなるという、実践的な広告戦略への示唆を与えるものです。
なお、金賞受賞の副賞として、本論文は日経広告研究所が発行する学術専門誌『日経広告研究所報』に全文が掲載される予定
です。学生の研究成果が、権威ある専門誌を通じて広く社会・学界に発信されることになります。
以 上
(商学部)

