「いくら利益を得たのか?」「どうすれば利益を生み出すことができるのか?」企業等の経営活動をお金の面から評価して、経営者、投資家、税務署、銀行等の利害関係者の意思決定に寄与する学問が会計学です。AI(人工知能)やICT(情報通信技術)により、「計算」という単純な仕事は無くなると言われていますが、高度な会計知識を持つ公認会計士、税理士、CFO(最高財務責任者)、経理責任者等の会計の専門家はますます活躍の場を広げています。本学科では、この会計に関する専門家、会計学を基礎にして社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。
※学科の詳細については、商学部ホームページ内の入学者選抜情報の「高校生・受験生向けサイト」をご覧ください。

会計学科の学び
会計学の学びは、帳簿記入の技法である「簿記」から開始し、企業外部の投資家等に報告するための会計理論である「財務会計」、企業内部に報告し、経営者の意思決定に寄与するための「管理会計」を学びます。さらに財務会計については「国際会計」「会計学説史」「税務会計」「監査」「財務諸表分析」等、管理会計については、「原価計算」「管理会計」「会計実践演習」等、皆さんの将来の目標に応じて、段階的にまた、選択的に学修できます。本学科では、会計学を幅広く、深く、かつ体系的に学修できる点が特徴です。公認会計士試験や税理士試験等の国家試験合格を目指した学生の支援も積極的に実施しています。
会計学科の履修モデルと主な科目
- アカウンティング履修モデル
- アカウンティング履修モデルでは、会計学を幅広くかつ体系的に学修し、会計学を基礎にした論理的な問題解決能力と、経済的な意思決定能力を養い、企業や行政を取り巻く社会環境の変化にも柔軟に対応できる人材の育成を目指しています。アカウンティング履修モデルの卒業生は、企業や行政機関等において、経理職、会計職として働くのみならず、様々な職種で会計学を基礎にして活躍しています。こうした人材の育成を目指し、アカウンティング履修モデルでは、会計の基礎から、会計学の理論と実践に関する専門知識、そして会計学に関連する周辺分野の学問を体系的に学修できる授業科目が配置されています。
・簿記論A・B
・財務会計論1
・原価計算論1
・管理会計論A
- アカウンティング・プロフェッション履修モデル
- アカウンティング・プロフェッション履修モデルでは、公認会計士試験、税理士試験、日本商工会議所簿記検定試験1級等に合格し、会計の専門家、会計のコンサルタントとして活躍することを目指した授業科目を配置しています。AI(人工知能)によっても代替されることのない高度な会計知識を持つ会計の専門家を育成するため、試験科目に合致した授業科目、高度な内容を学修できる授業科目を配置している点が特徴です。
・簿記論C・D
・財務会計論2・3
・原価計算論2・3
・管理会計論A・B