日本大学商学部

お知らせ

ダイバーシティウィーク2025を開催しました

2025年7月11日

 今年で2回目となる日本大学商学部ダイバーシティウィークを6月30日(月)から7月4日(金)まで以下のとおり開催しました。
1.講演会「アフリカ少年と考える、これからの日本のダイバーシティー」&トークセッション
 7月1日(火)は、講演会&トークセッションを3号館2階講堂にて行い、280名が参加しました。このイベントは、多文化共生、多様性、異文化理解などについて考える機会を提供する目的で開催しました。漫画家・タレントの星野ルネ氏をお招きし、「アフリカ少年と考える、これからの日本のダイバーシティー」のテーマでご講演いただきました。講演会は、星野ルネ氏の『まんがアフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)を通して、様々なバックグラウンドを持つ人が共に暮らす社会について考えました。そして、講演会後は、星野ルネ氏と学生4名で多文化共生に係るテーマで意見交換を行い、また会場の参加者からの質問にも星野ルネ氏からお答えいただきました。
2.体験型学習
 7月2日(水)、3日(木)は、世田谷区社会福祉協議会のご協力のもと、4つの体験型学習(高齢者疑似体験・車いす体験・白杖体験、妊婦疑似体験)をガレリア(1・2号館アーケード)で開催しました。このイベントは、高齢者や障がい者、妊婦の方の立場に立って考え、支援の仕方や心構えを学んでもらう機会を提供することを目的として実施され、2日間で延べ91名が参加しました。本イベントは、学生ボランティア13名の皆さんにも、体験型学習の補助役としてご協力いただきました。
<高齢者疑似体験>
 視野の狭いゴーグル・重りのついたベスト・サポーター等を装着して、「階段の上り下り(関節の老化・視野狭窄)」、「箸を使って豆をつかんでみる(手先の感覚)」、「新聞を読む(視力低下)」などを体験してもらいました。
<車いす体験>
 車いすの操作方法について簡単な説明を受けた後、車いすに乗る側と介助する側に分かれ、スラローム、段差などの車いすの操作、自動販売機の使い勝手(車いすからの視線)などを体験してもらいました。
<白杖体験>
 アイマスクを着用して白杖をついて歩行する側と介助する側に分かれ,階段などのある校舎内を歩いてもらいました。
<妊婦疑似体験>
 妊婦体験ジャケットを装着して、マットの上で寝起きしてみたり、また椅子に座って靴下の脱ぎ履きの感覚を体験したり、水のペットボトルが入った買い物袋を持ったりして妊婦の身体感覚を体験してもらいました。
3.ダイバーシティ関連図書の展示会
6月30日(月)からは、図書館1階にてダイバーシティ関連図書等の展示会を開始しました。ダイバーシティ及びインクルージョン推進委員から推進図書を中心に33冊、推薦文を添えて展示を行い、多くの方に手に取ってもらいました。 この展示会は、7月31日(木)まで実施する予定です。
※後日、ダイバーシティウィークに参加された方の感想などを掲載する予定です。

講演会の様子。写真は、登壇者の星野ルネ氏

トークセッションの様子。写真は、左から司会の鈴木ダイバーシティ及びインクルージョン推進委員会委員長、星野ルネ氏、学生4名

体験型学習の様子。写真は、白杖体験を始める学生

ダイバーシティ関連図書の展示会の様子

(庶務課)