一般企業への協賛品・提供のお願いなど、様々な渉外活動を担当するのが営業局。先輩たちが残していた過去の資料やデータを読みあさることから活動をスタートさせましたが、頭の中でイメージするものが実際に正しいのか、自信を持って断言することができないままでした。また企業の方との交渉の場では、社会人としての振る舞いやマナーが求められます。そのすべてが初めての経験であるだけに、ハードルの高さを痛感しました。

「UNITE」のテーマのもと、企業や地域の方々と協力して取り組み、来年度以降も続いていく砧祭の基礎となればいいという気持ちで臨んだ砧祭。来場者からは「企業からの協賛品が豪華!」、営業局の後輩からは「営業局の活動は楽しかった!」と言ってもらえました。多くのハードルを乗り越えた結果のこれらの言葉に、この上ない達成感を味わうことができました。

実行委員会を構成する7つの「局」のなかでもっとも大所帯なのが、教室企画やステージ企画を担当する企画局。コロナ禍で活動当初は会って話し合う機会も少なく、メンバー同士の交流もほとんどない状態でした。でも9月からの準備期間がスタートすると状況は一変、仲間たちと毎日会うようになり、メンバー自身も驚くほど仲良くなりました。コロナ禍で企画準備が思うように進まず苦労した時期もありましたが、一致団結して3年ぶりの対面企画を実現させました。

全員の心がひとつにまとまったおかげで、教室企画、ステージ企画は大成功。砧祭全体の盛り上がりにも一役買ったという実感が湧いてきます。文字通りゼロから作り上げた砧祭、達成感もひとしおです。

模擬店・展示企画の統括を担当したのが総務局。何を、いつまでに、どんな状態にもっていかなければならないのか?自分たちがやらなければいけないことが何なのかすらも分からない状態で活動がスタートしました。さらに出展者との打ち合わせを進めていくうちに次から次へと課題が浮き彫りに。それでもメンバー全員の踏ん張りと、多くの関係者の皆さんのサポートを受け、ひとつひとつ課題を解決し、なんとか砧祭当日を迎えることができました。

砧祭当日、総務局が心血を注いだ模擬店や展示には、予想以上に大勢の来場者が足を運んでくれました。我々が準備した企画を楽しんでいる来場者を見て、感じたことのない達成感と喜びが湧き上がってきました。

今年は対面での開催が復活したとはいえ、まだまだ本来の砧祭の規模には及びませんでしたが、多くの方にお越しいただいて本当に嬉しかったですし、実行委員会に入って良かったと思いました。全員が無事に仕事を終え、砧祭が開催できたのも同じ実行委員やサークル、ゼミ、地域の方々、教職員の皆様のおかげです。来年度も砧祭がより盛り上がり、多くの方が来場してくださることを願っています。

砧祭渉外副委員長  加賀美 昂汰

コロナ禍前に砧祭を運営していた先輩たちが昨年度に卒業され、さらに新入生歓迎会などもなかったため先輩たちとの関わりが持てないまま、私たちの活動がスタートしてしまいました。先輩たちとの連絡もなかなか取れず、資料を見ながらゼロから作り上げた砧祭だったと思います。そんな状態でしたので先生方や学生課の皆様など多くの方々に迷惑をかけてしまったと思います。だからこそ、この砧祭を無事に終えられた時には、言葉で表せないほどの達成感、安堵感を感じることができました。

砧祭渉内副委員長  中野 夏歩

砧祭の実行委員長として、学部祭を無事に開催できたことに大きな達成感を感じています。この活動の醍醐味は、仲間と協力して、ひとつの目標に向けて熱中しあえることだと思います。先生や大人に教えられて進めるのではなく、学生が主体となって考え、準備する過程は、普段の授業などでは経験できないことだと感じています。今年は実行委員のスタッフが満足できる企画数を用意するには至りませんでしたが、コロナ禍で閑散としていたキャンパスライフに、以前のような盛り上がりを取り戻せたのではないか、そのターニングポイントとなるような砧祭にできたのではないかと感じています。私たちの代は右も左も分からない状態で活動をスタートし、とても苦労したので、来年の砧祭を背負っていく後輩たちにはしっかり助言と引継ぎを行い、来年以降はさらに盛り上がる砧祭にして欲しいと思います。最後に、砧祭へのご支援・ご協力をいただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。

砧祭実行委員長  和久津 翔大

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