2022年度から新たに
日本大学商学部へいらっしゃった4人の先生方に、
専攻分野やその魅力、
さらにプライベートの過ごし方についてお伺いしました。
先生方の個性が光るアンサーばかりです。
私の専門は経営史で、企業の発展パターンや企業家の行動を歴史的に明らかにするというものです。企業や企業家の活動を過去にさかのぼって検証することは、単に過去の出来事に詳しくなるということではなく、ある行動とその結果という因果関係を理解する力になります。さまざまな人の経験から学び、将来の意思決定に活かすことができるのが魅力だと思います。
何事にも筋を通すことが大切だと考えています。それは自分自身の責任を果たすということでもあり、他の人を尊重することでもあります。なぜそれが大切なのかといえば、社会や組織のなかで生きていく以上、自分だけの力では不十分であり、周りの人たちと協力する必要があるからです。そのためには筋を通し、相手の立場も考えて行動することが大切だと思います。
最近取り組んでいるのは「クリエイティブ産業における共進化」というテーマで、ゲーム、アニメ、コミックのような各種コンテンツが、相互に関連しながら発展していくプロセスを明らかにするものです。あまり研究がなされていない分野であるため、新たな企業間関係構築のヒントや、経営史領域における産業発展の新たな側面を明らかにできるのではないかと思います。
実家に預けている猫に、毎週のように会いに行っていますね。もともと私が拾って飼っていた猫なのですが、私が仕事で家を空ける機会が増えたため実家に預けることにしたんです。以前は私が実家に帰ると玄関まで迎えに来てくれたのですが、それもなくなってしまいました。猫の気持ちの中で、私よりも母の方が序列が上になったのでしょう。このままではいけないと思い、毎週のように貢物を持参して猫のご機嫌を取りに行っているというわけです。犬のように忠実な動物もかわいいですが、甘えたい時にだけ甘えに来る、とても気分屋な猫も愛らしいですね。
私の主テーマは「営利組織の利益とは?」です。儲かったときに手元で増えるのは現金ですが、利益とは何で、どこにあるのでしょう?それを解き明かしていきます。利益といっても明確な計算方法があるわけではなく、計算方法が変われば利益の金額も変わります。どのような方法で計算された利益が社会にとって適切なのか、社会の変化に合わせて論じていきます。
趣味は仕事です(笑)。商学部での授業以外にも、さまざまな場所でさまざまな仕事に関わらせてもらっており、その仕事自体を楽しんでいます。遊びの趣味としては、自動車が好きですね。学生のころは友人たちとサーキットで走るほど車にのめり込んでいたのですが、大人になってからはすっかりご無沙汰していました。先日15年ぶりくらいにマニュアル車を購入したのですが、久しぶりの運転感覚に戸惑いながらも、休日には家族でドライブを楽しんでいます。また千葉県に住んでいることもあり、家族で千葉ロッテマリーンズの応援に野球場へ行くこともあります。
私たちの研究の成果は現実社会の会計ルールに反映されます。営利企業には株主や銀行、経営者、従業員、国や自治体、地域住民など多くの利害関係者がいます。意見や立場の違う人々、その全員が納得できるような会計数値が計算され、それを元に配当、給料、税金などの金額が決まることで、すべての関係者の利害を調整することができるようになります。
大切にしているのは「ありがとう」という気持ちです。若いころは「自分に実力があれば何でもできる」と思っていましたが、齢を重ねるにつれ「自分は周りに生かされている」と感じるようになりました。例えば、大学の建物や教室を建ててくれる人がいないと私の仕事は成り立ちません。日常生活から仕事まで、関わるすべての人に「ありがとう」と感じています。
趣味は仕事です(笑)。商学部での授業以外にも、さまざまな場所でさまざまな仕事に関わらせてもらっており、その仕事自体を楽しんでいます。遊びの趣味としては、自動車が好きですね。学生のころは友人たちとサーキットで走るほど車にのめり込んでいたのですが、大人になってからはすっかりご無沙汰していました。先日15年ぶりくらいにマニュアル車を購入したのですが、久しぶりの運転感覚に戸惑いながらも、休日には家族でドライブを楽しんでいます。また千葉県に住んでいることもあり、家族で千葉ロッテマリーンズの応援に野球場へ行くこともあります。
英語は、一定の時間を費やして学んだにもかかわらず、使えるようにならなかったという声をよく聞きます。それは学習方法に問題があったのかもしれません。英語教育学は、学習に関連するあらゆる要素(教授法、教材、情意面等)を検証・分析し、効率よく効果的に英語力を育成する方法を探求する分野です。研究が教育に直結しているという実用性が魅力です。
一見悪いことに見えることも含め、人生に無駄なことはないと思っています。私もかつて、何の関連もなさそうなさまざまな職業に就いてきましたが、それらの経験は私の中で有機的につながって、あらゆる場面で役に立っていると気付かされます。辛い経験も、時が経てばその経験があったからこそ今があるのだと教えてくれます。そう考えれば、困難なことも乗り切ることができますね。
英語学習は昨今、学校教育にとどまらず、生涯続くものとなっています。逆に言えば、生涯頭を悩ませるものになっていますので、やるからには効率よく、効果的に成果を出したいと思う人が大半でしょう。大学を出て再び英語を勉強する必要性を感じた際にも、やる気と勉強方法を知っておくことで、英語学習に対するジレンマを解消し、成果につなげることに役立つと思います。
博物館や歴史資料館、古い建物を見に行くのが趣味です。建てられた当時のまま残っている建物を見て、今ほど生活が便利でなかった時代の人々の生活ぶりを知ったり、想像したりするのが好きです。アメリカに住んでいた時に訪れた、ニューオリンズの著名なジャズコンサートホールであるプリザベーションホールはとても印象的でした。250年以上前に建てられたもので、昔の人が触ったり使ったりしたであろう壁や床を見ると、歴史の重みを感じます。その狭い空間で、演者と観客がみんなでジャズを作っていくといった独特の雰囲気も楽しかったです。
教職科目である「商業科教育法Ⅰ・Ⅱ」「職業指導」を通して、高校の商業の教師に必要な能力、資質などを教えています。高校生は大学受験や就職といった人生の分岐点を迎えますし、高校の教師としてその場面に関わることには責任が伴います。どのように指導するべきか、どのように寄り添うか、そんな人間の心の部分についても学ぶことに、大きな魅力があると思います。
近ごろは「松」についてとても興味があり、松をキーワードにして旅行をしたり、さまざまな資料を調べたりしています。松はお正月の門松として使われるくらい縁起の良い植物ですし、盆栽に使われる代表的な素材でもあり、また京都の大文字焼きの送り火の炎も松を焼いているものだと聞きます。日本人の伝統文化や生活と密接に関わっている松を知ることで、新しい発見があるような気がしています。また休日の過ごし方としては、好きな音楽を聴きながらのドライブが好きですね。落ち込んでいたり気分が晴れない時は安室奈美恵さんの『HERO』をかけて車を運転すると、とても良い気分転換になります。
教え子が社会に出て日本を変える、世界を変える、人の生き方を変えるといった、世の中に貢献する人に成長することです。またそんな教え子たちと苦楽を共にし、共に成長できることも素晴らしいことです。私のかつての教え子も、現在はグローバルな組織でさまざまな課題にチャレンジしているようで、とても嬉しく思っています。
タイムマネジメントではなく「タイミングマネジメント」を大切にしています。仕事の成否を左右する要因はさまざまですが、成果を出している人に共通することはベストタイミングで行動をしていることだと思います。話しかけるタイミング、提案するタイミングなど、すべてのタイミングに気をつけることで、うまくいくことが増え、自分への評価も自ずと上がっていくと思います。
近ごろは「松」についてとても興味があり、松をキーワードにして旅行をしたり、さまざまな資料を調べたりしています。松はお正月の門松として使われるくらい縁起の良い植物ですし、盆栽に使われる代表的な素材でもあり、また京都の大文字焼きの送り火の炎も松を焼いているものだと聞きます。日本人の伝統文化や生活と密接に関わっている松を知ることで、新しい発見があるような気がしています。また休日の過ごし方としては、好きな音楽を聴きながらのドライブが好きですね。落ち込んでいたり気分が晴れない時は安室奈美恵さんの『HERO』をかけて車を運転すると、とても良い気分転換になります。